コンテンツマーケティングでおさえておきたい7つのコンテンツ型

 2020.04.15  Marketing Intelligence

インバウンドマーケティングを実践するにつれ、企業は良質なコンテンツの提供を心がけるようになってきています。今までのようなSEOでは検索上位は無理な時代において、ペルソナを意識した質の高いコンテンツこそが重要になってきています。

そのような企業は、インバウンドマーケティングの第一歩である「ブログ」を始めることがほとんどです。インバウンドマーケティングやコンテンツマーケティングというと、一般的に「ブログ記事」を投稿することを思い浮かべるかもしれません。

しかし、実はコンテンツの種類は記事だけではなくもっと多彩です。

今回の記事では、ブログ以外で比較的簡単に取り組めて、かつ効果の出やすいコンテンツ手法をピックアップしてご紹介します。

既によく知られたものもありますが、ポイントを押さえながら、コンテンツづくりに迷った際にチェックしてみてください。また、「コンテンツマーケティングの基本。コンテンツのタイプを理解する」も参考にすることをお勧めいたします。

動画

すっかりWebの手法として定着した「動画」も、コンテンツの一つになります。

既に細かな説明は不要のはずですから、ここでは効果を出すためのポイントを3つご紹介します。

  1. 動画の内容を考える
  2. アップロード先を考える
  3. 全てを一本に注ぎ込まない

動画において最も重要なこと、それは動画の内容を考えることです。あたりまえですよね。

たとえば、あるテーマにそって製品やサービスの機能などを紹介していくなどを考えます。ブログ記事に書いているから動画で必要ないというわけではありません。むしろ文章は読みたくないけどテレビ感覚で見られる動画を好む人もいます。

例えば動画ブームがかなり盛り上がった時に話題になった動画がありますが、商品の売り上げにはあまり結びついていないのでは、という評価も聞かれました。

一例として、富士フィルムが高校生向けの動画を2015年末にアップしました。これは長期のブランディングを目的にしたものでしたが、こうした戦略がベースにあれば、「バズらせる」事を目的とした動画も、価値があると評価されそうです。

 

次にアップロード先ですが、定番のYouTubeで良いでしょう。いろいろなサービスはありますが、人が集まり拡散のしやすさといったら群を抜いています。たとえばリードプラスでは、動画の途中でフォームを表示しHubSpotに情報を入れるためにWistiaというサービスを使っています。

最後の「全てを1本に注ぎ込まない」ですが、複数の動画を作ることを念頭に入れるようにしましょう。シリーズものでも構いません。たとえばSEOで有名なMozは、Whiteboard Fridayという金曜日の勉強会的な動画をシリーズで展開しています。シリーズ化されていると次回が待ち遠しくなるものです。

自主調査データ

インターネット登場前まで、「調査」というのは一定以上の規模の会社だけに許された特権でした。

アンケート調査を行うツールは紙でしたし、集計にもかなりの工数がかかります。何よりも調査対象者を集めることが困難でした。ほとんどの企業は、会員データといったものを所持していなかったからです。

インターネットの登場により、調査のあり方は大きく変わりました。

実際の調査はブラウザ上でできますし、集計画面やツールが用意されているので、すぐにデータはデジタル化されます。こうした調査データの公開は、ユーザーが「自分ごと」の情報として捉えてくれます。

例えば「デジタルライフ」をテーマにしたアンケートを行ったとしましょう。結果はテレビがまだ過半数を占めている。しかしリアルタイムでのスポーツ視聴に限っては、モバイルからが3割を超える・・・といった結果が出たとします。

ユーザーは自分の日常と照らし合わせて、その情報を受け取めていけるのです。年齢や性別といった形で分けられていると、自分の属性に合わせてさらに自分ごと化していきやすくなります。

ケーススタディ:Cummins Inc.(カミンズ)が、「Always On」のマーケティングアナリティクスとグローバルなデジタル戦略で成長を促進
導入事例:KDDI株式会社

B2Bにおいても「自分ごと化」させることは重要です。中小企業がクラウドERPを利用して急成長を遂げているなどデモグラフィックデータなどとともに掲載されるとつい読んでいしまうかもしれません。

ビジネス利用に耐えられるクラウドで提供されるアンケートソフトウェアも低価格で利用可能な時代です。弊社もSurveyMonkeyとHubSpotを組み合わせて簡単にアンケートを取得しています。

自社のビジネスに活かせる調査を行い、その上で公開できるものをWebコンテンツに展開というのが理想形でしょう。

インフォグラフィック

インフォグラフィックスは、情報、データ、知識を視覚的に表現したものです。要するに伝えたいことをマンガ化したと言ったほうが伝わりやすいかもしれません。

上記での調査データなども論文形式のホワイトペーパーで提供するよりもデータをグラフ化したほうがユーザーは受け入れやすくなるでしょう。

例えば複数の有効成分を配合した自社のサプリメントを紹介するのに、「アスコルビン酸○○mg、ナトリウム○○mg、、乳酸菌○○mg・・・」となっていると、それだけで読む気が失せますよね。しかしこうした複雑な情報をインフォグラフィックで表現する事で、楽しいコンテンツへと早変わりしていくのです。

日常的なインフォグラフィックとして有名なのが、地下鉄の路線図です。つまりインフォグラフィックは急に表れた手法ではなく、以前から馴染みのあるものなのです。

そして、最近では、このインフォグラフィックはソーシャルとの相性が良いと言われています。無機質なグラフや単なるデータの紹介だったらシェアはしないでしょうが、見栄え良くセンスの良いイラストだったら、拡散されていくわけですね。

インフォグラフィックは、「ユーザーが視覚的に受け入れやすく、かつソーシャルでの効果を狙える」という点を覚えておきましょう!

以下は、トリップアドバイザーに掲載されている温泉の入り方のインフォグラフィックです。このインフォグラフィックには、1,000近い“いいね”が付けられています(2016年6月末時点)。

コンテンツマーケティングでおさえておきたい7つのコンテンツ型

出典:http://tg.tripadvisor.jp/enjoy-onsen/

プレスリリース

最近、「ネットPR」や「ネット広報」といった言葉が多く聞かれるようになっています。

これはインターネット経由でニュースリリースを出していく手法です。ニュースリリースは自社のWebコンテンツとして掲載するのはもちろんですが、外のメディアに向けて発信していくという本来の目的も、もちろん含んでいます。

以前はメディアに対しては郵送、FAXでのリリース送付でしたが、現在はほぼデジタルになっています(ただし、記者クラブへの投函は別です)。

ニュースリリースの配信サイトに登録すれば、自動で多くのメディアへとメール配信されていきます。メディアの担当者がそうしたサイトを定期的に閲覧して、興味を持ったリリースをピックアップもしています。

少し前にメディアの記者数人に伺った話だと、今でも丁寧に郵送でリリースを送ってくれる会社もあるようですが、「メールの方が良い」との事でした。

封をわざわざ切って取り出して・・・という郵便の開封作業も、デジタルに慣れ親しんでいる今の記者にとっては、面倒な作業が増えたとなるようです。

一方、「メールだとほとんど目に留まらないのではないか」、という懸念を持つWeb担当者もいるかもしれません。しかし件の記者たちが言うには、「それは無い」との事。記者は基本的にはネタを常に求めていますので、こうした情報にはかなり神経を尖らせてチェックしているようです。

ネットでの広報活動が広がって来ているのは、ソーシャルメディアの存在も抜きには語れません。リリースの配信対象が既存のメディアだけではなく、個人が持つソーシャルメディアも含んで来ているのです。一つ一つの影響力は従来からのメディアに比べれば小さいかもしれませんが、その数は圧倒的です。

リリースの登録サイトやメディアも、ソーシャルンボタンをそれぞれのニュースに対して付けていますので、そこからシェアが始まって、ソーシャル同士でどんどん広がっていく・・・といった流れが一般的でしょう。

リリースというと、自社の新商品やサービスのみを思い浮かべる人も多いかもしれません。しかし自主調査データを使ったリリースも頻繁に出されています。これはメディア側にも比較的受けが良く、ソーシャルでもシェアされていく傾向がありますので、調査とリリース配信をセットで企画してみるのも良いでしょう。

事例コンテンツ

事例コンテンツは今も昔も強力なコンテンツです。ユーザーがその会社の商品やサービスに興味を持った後に、より購入や申込みをしたいという気持ちを高めていきます。また、事例がないとショートリストにも入らないなんていうことがB2B企業には多く存在します。事例は重要です。

心理的な影響を、具体的に考えてみましょう。

商品やサービスに興味を持ってきたとはいえ、それはまだ無数にある情報の一つです。それを「自分が持てば、どう生活が変わるのだろうか」、「自分のような人たちが、使っているのだろうか」という疑問に応え「自分ごと」にしていけるのが、こうした事例コンテンツの強みです。

例として、トレーニングのライザップのCMを思い出してみると良いでしょう。

最初はイメージ寄りの広告で、「結果にコミットする」というコンセプトをこれでもかと伝えてきました。それがあるタイミングから、複数の芸能人を使っての体験談型のCMへと変わっていきます。

これはまさに、最初にサービスへ興味を持ってもらい、やがて自分ごと化させていく、という典型的なパターンです。ですから事例もただ数を集めるのではなく、自社に合うペルソナや企業を優先させていくことが大切です。

ホワイトペーパー/ Eブック

意外と取り組まれていないのが「ホワイトペーパーやEブック」です。インバウンドマーケティングを実践している人は、それがないとコンバージョンしないじゃんと言うかもしれません。

ホワイトペーパーやEブックは、より専門的な情報やデータを掲載したコンテンツのことです。

このホワイトペーパーは、ほとんどの場合、個人情報と引き換えに入手できます。マーケターからするとコンバージョンということです。

マーケティングオートメーションツールでは、このコンバージョンしてからユーザーの行動をトラッキングしてシナリオにそってナーチャリングをかけていきます。コンバージョンを狙いたいのであれば、ユーザー行動を把握できるHubSpotなどのマーケティングオートメーションツールは必須な時代といえるでしょう。

ブログ記事

こちらはコンテンツマーケティングを始める際に、最も取り組みやすいいわゆるブログ記事です。

Googleなどの自然検索からの流入を狙うコンテンツSEOには必須となるのと同時に、ユーザーの興味を引き、共感してもらい、行動を起こさせる上での基本となります。

上記で紹介した6つのコンテンツよりも敷居が低い(奥は深いですが)ので、ぜひ試してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は代表的なコンテンツの種類をご紹介しました。

人はさまざまです。本を読む人もいればテレビを見る人もいます。そして、マンガを読む人もいるのです。一つのコンテンツを多角化することで、さまざまな人々にリーチ出来るようになり結果的に企業や組織にとって大きなリターンがあるのです。

また、インターネットと密接につながっている時代のコンテンツは、ソーシャルとの相性が抜群に優れています。爆発的に拡散することもあります。

コンテンツの基本「自分ごと化」を忘れずに、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

導入事例:C Channel 株式会社

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