BIとAI、その違いを明確に説明できますか?その基本と関係性について

 2020.07.31  Marketing Intelligence

「BI」と「AI」。似ているようで全く異なるこの2つ。皆さんはその違いを明確に説明できますか?

ちなみにBIは「Business Intelligence」の略であり、AIは「Artificial Intelligence」の略です。やはり似ていますね。本記事ではこれらの違いと、その深い関係性について解説しています。どちらも、これからのビジネス時代に欠かせない要素なので、この機会にぜひ概要だけでも押さえておきましょう。

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AI=人工知能、でも人型ロボットではない?

どちらもビジネスに関連性の高いキーワードなのですが、どちらかというとAIの方がより広範囲に理解されている言葉かと思いますので、まずはAIから解説します。

改めAIとはArtificial Intelligence、日本語では「人工知能」などと呼ばれています。こう聞くと「あぁ、人工知能のことか」と納得される方が多いでしょう。では、皆さんは人工知能と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

おそらく大半の方が、人間と自然に対話するロボットを想像したのではないでしょうか。ドラえもん、鉄腕アトム、ターミネーター、どちらも日本人にとって馴染み深いアニメ作品や映画ですし、スターウォーズファンであればR2D2やC3POなどを想像した方も多いかもしれません。

そうした人型ロボットは確かに人工知能の一種なのですが、昨今のメディアで取り上げられている人工知能のほとんどは、実はそれらとは無関係のものです。噛み砕いて言えば、「特定の分野(認識・計算・処理・予測など)に高度に特化した自律型プログラム」のことを人工知能と呼んでいます。

AI(人工知能)は我々の生活においても、ビジネスにおいても馴染み深いものになりつつあります。例えば皆さんが使用しているスマートフォンにはSiri(iPhone)やCortana(Windows)、あるいはGoogleのAIが搭載されているので、スマートフォンに話しかけるだけで言葉を理解し、それに応じた情報等を提供してくれます。

ここで人工知能研究の権威として知られた、ジョン・マッカーシー教授による人工知能の定義を、人工知能学会が翻訳したものを引用します。

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“知的な機械,特に,知的なコンピュータプログラムを作る科学と技術です.人の知能を理解するためにコンピュータを使うことと関係がありますが,自然界の生物が行っている知的手段だけに研究対象を限定することはありません.”

引用:人工知能のFAQ 人工知能とは何でしょうか?

BIとは何か?何のためにあるのか?

ではBIとは何か?Business Intelligenceの略と紹介しましたが、日本語では「ビジネス知能」と訳されるわけではありません。実はBIに正確な日本語訳はないので、BIというどういうものなのかを詳しく解説します。

BIとはいわば、「ビジネス上の意思決定を支援するためのツール」です。ビジネスでは日常的に何らかの意思決定を必要とし、その積み重ねによって結果(未来)が変わると言って過言ではありません。ビジネスにおいて最も重要な意思決定とは「経営レベルの意思決定」であり、これには高い正確性が求められます。

「経営レベルの意思決定」は会社の航路を決める選択でもあるので、その結果によって船が沈むこともあります。責任重大であり、簡単には変更できません。そこで、正確な航路を決めるには情報が必要です。経営の現状、将来的な需要、売上高の着地など様々な情報を合わせて正確な決断を下したいものです。

これは経営だけの話ではありません。マーケティング部門においても施策の効果を測定するときにBIは必要ですし、営業部門も売上分析にBIは必要です。

しかし、多くの企業では現状としてそれができていません。なぜか?事業部門ごとやマーケティング施策ごとにデータが分断されてしまい、それらの情報を統合・分析することが難しく正確な意思決定がしづらい環境なのです。結果としてリアルタイムな情報ではなくなってしまうため多くの企業がこれまでの経験則や勘に頼った経営やマーケティングを強いられているのです。

この状況を打破するためのツールがBIなわけですが、どうやって意思決定を支援するのか?それは事業部門ごとやマーケティング施策ごとに分断されたシステムから分析に必要な情報を収集・統合し、加工することで分析可能な状態にし、必要に応じて必要な情報が手に入るようなダッシュボードを形成します。

これにより「意思決定」を下すのに十分な情報・予測を入手することで、より素早く、より正確な意思決定を実現します。

 

BIとAIの深い繋がり

ここまでの解説でBIとAIの違いが明らかになりました。BIとは意思決定を支援するためのツール、AIは人工知能であり中でもとりわけ特定の分野に特化したコンピュータプログラムです。では、最終的にBIとAIにはどのような繋がりがあるのでしょうか?

AIは膨大なデータを処理するのに最適化された高性能なコンピュータプログラムでもあり、システムから収集した膨大なデータを処理した上で、それをビジネスにとって有益な情報として出力できるものがあります。しかし、その情報を人が分かりやすいように表示するのには向いていません。そこで重要なのがBIとの連携です。

BIは多彩なレポート機能によって表やグラフなど、多種多様な表現方法で情報を表示してくれます。つまり、AIによって高度に分析された情報を人が理解しやすいように変換することで、より素早く正確な意思決定を促すことが可能なのです。さらに、AIや予測分析にも特化していることから予算編成案などのシミュレーションを通じて将来の予測を行うことも可能であり、状況に応じた複数のシナリオを用意できるのも大きな利点です。

BIとAIは今後もその繋がりを深めていくものと考えられます。どちらもデータありきの技術であり、違いの弱点を補完し合うことでより大きな成長が見込めるためです。

マーケティングインテリジェンスという選択

BI、AIときて次に注目されている技術が「マーケティングインテリジェンス」です。インテリジェンスという言葉には、「意思決定を支援するような体系化された知識」という意味が含まれています。つまりBIなら、「ビジネスにおける意思決定を支援する体系化された知識」、というわけです。

対してマーケティング活動の最適化に特化したのがマーケティングインテリジェンスという新しい選択肢です。これはAIテクノロジーを搭載し、ファイルの種類・形式・容量、データの変化の速さに関わらずあらゆるデータソースに接続し、そこからマーケティング活動に欠かせないデータを集約することでマーケティング施策ごとのROI(投資対効果)を測定したり、KPI(重要業績評価指標)を追跡したりするためのデータ分析を自動的に行ってくれます。

マーケティングの重要性がより増してく中で、Datoramaなどのマーケティングインテリジェンスは次第に存在感を大きくしていくことでしょう。マーケティング施策最適化のために、この機会にぜひマーケティングインテリジェンスについても知っていただきたいと思います。

マーケティングインテリジェンスを統合する、トラベルテクノロジーのグローバルカンパニー

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