その記事作成代行は適切ですか?活用する上で理解したいこと、注意したいこと

 2020.04.15  Marketing Intelligence

皆さんが運営するメディアでは、記事作成代行を活用していますか?

 2012年に黎明期を迎え、2014~2015年にかけては数多くの企業が取り組みをはじめたコンテンツマーケティング。中でも特に注目されたのが、自社ブログを運営しながらユーザーとの信頼関係を築き、見込み客獲得に繋げる「オウンドメディア」ではないでしょうか。

そんなオウンドメディア運営において重要なのはコンテンツであり、コンテンツ発信において必要になるのが当然ながら「記事作成」です。ユーザーにとって有益な情報を発信していくことで信頼感を得てファンを作り、コンバージョンに繋げていくという性質上、記事作成は避けられない業務です。 

しかし、社内リソース不足や「記事を書ける人がいない」といった課題によってコンテンツの内製化が不可能なケースもあります。そんなとき有効的な選択肢が記事作成代行であり、既に活用しているオウンドメディアも多いでしょう。 

現在、記事作成代行を活用している企業は、果たして適切な代行会社を選択できているのか?また、これから記事作成代行を活用したいと考える企業はどのような点に注意したらいいのか?

今回は、記事作成代行を活用する上で理解しておきたいことや、依頼時の注意点などをまとめてみました。 

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記事作成代行のメリット/デメリット

まずは基本となるメリットとデメリットをしっかりと把握してゆきましょう。記事作成代行にはどんなメリットがあってどんなデメリットがあるのでしょうか? 

メリット

社内リソース不足をカバーできる

記事作成代行を依頼する目的として最も多いのが、社内リソース不足によりコンテンツ作成をカバーすることです。無理に内製化を図れば社員の業務負担は増え、本業が回らなくなる可能性すらあります。これでは本末転倒となってしまうので、無理をせず記事作成代行を依頼することで業務負担を軽減できますね。 

また、記事は定期的に制作してゆくことが求められます。最初は熱心に取り組んでも、だんだんほかの業務が忙しくなったり、ネタがなくなってきたりして更新が途絶えてしまうこともありえます。このような事態を避けるためにも外部に計画的に依頼するメリットはあるでしょう。

ライティングのプロに任せることができる

記事作成代行を請け負う会社では、基本的にライティングにおけるプロが記事を執筆します。ですので、内製化するよりも表現等において比較的クオリティの高い記事作成が可能です。

ただし、必ずしも「クオリティの高い記事=利益をもたらすコンテンツ」ではありません。多少クオリティが低くても自社のカラーをしっかりと反映し、ユーザーニーズを捉えたコンテンツの方が最適な場合が多いので、公開前にレビューを行うなどして、トーンや言葉遣いをそろえるなどが必要になる場合があります。

専門的記事も作成できる

オウンドメディア運営において「専門性の高いコンテンツを発信したい」と考えた場合、一から専門的な知識を付けていくよりも、その道のプロに依頼する方がよほど効率的と言えます。コスト次第でどんなに専門性の高い記事作成も可能なので、この点もメリットの一つでですね。

ブログ記事は自社製品やサービスの内容だけではなく、それを取り巻く一般的なニーズやトピックなど、幅広い観点の記事によって読者を取り込むことも求められます。記事作成代行会社によっては、オウンドメディア運営を全面的にサポートしてくれるため、記事の作成だけでなく、全体的な記事の設計から制作までを依頼することも可能です。そういった代行会社の中で最適なパートナーを見つけることができれば、記事作成代行のメリットはより大きくなるでしょう。 

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デメリット

記事作成代行のコストがかかる

当然ですが記事作成を代行する以上、そこには必ずコストが発生します。ただ、記事作成を内製化する場合でも、その制作の時間には「社員の人件費」がかかっていたり、ほかの仕事とのトレードオフによる機会費用がかかることもあるので、冷静にどちらの方にメリットがあるのかを検討することが大切です。

自社のカラーを理解してもらうのに時間がかかる

オウンドメディアでは自社のカラーを反映させることがとても重要となります。ユーザーに会社の「人となり」を理解してもらうことは、メディアを通じてファンを作ってゆくためには絶対的に必要なことです。しかし、外部の人間に記事作成代行を依頼するとなると、まず自社のカラーやトーンを理解してもらうことから始めなければなりません。この点はデメリットの一つと言っていいでしょう。 

相性の良い代行会社(ライター)と出会うことが難しい

コンテンツとは正確な評価基準というものがなく、その判断は各々の主観によるところも大きいのが実際のところです。記事のクオリティ的には同レベルの代行会社(ライター)でも、そこには依頼側と受注側の相性というものが存在します。記事作成代行において最も難しいのは、この「相性の良い代行会社(ライター)と出会うこと」でしょう。間違ってはいないのだけど、何となく合わないなという場合が一番厄介かもしれません。

以上のような課題は捉え方次第で解決できますし、見方を変えることでより大きなメリットを得ることにつながる可能性もあります。大切なのは、目的を見失わずに、中長期的な視点でトレードオフを冷静に見極めることです。

記事作成代行の選択肢

記事作成代行では大きく分けて2つの選択肢があります。代行会社に依頼するか、フリーランスに依頼するかです。どちらが最適な選択かはオウンドメディアの方針や目的によって違ってきますね。まずはそれぞれの特性をしっかりと捉えておきましょう。 

代行会社に依頼

記事作成代行会社は、基本的に代行会社自体もオウンドメディアを運営しているケースが多いでしょう。このため、単純な記事作成代行からオウンドメディア運営のコンサルティングを展開する会社が多く存在します。 

「オウンドメディアを立ち上げたが具体的に何をすればいいのか分からない」

「社内リソースが不足していて編集部が発足できない」 

などなど、コンテンツ作成を全体的に依頼したい場合などに非常に有効です。自社のオウンドメディア運営に成功している代行会社であれば、結果に対する期待も大きく持てるでしょう。ただし、そういった代行会社では往々にしてコストがかかるので、質とコストのバランスをどう考えるかはあらかじめ準備しておきましょう。

フリーランスに依頼

フリーランスとは、組織に属さず社会的に独立した個人事業主または個人で運営される法人です。つまり記事作成を代行会社ではなく個人に依頼するということになります。主に、クラウドソーシングと呼ばれる、依頼者と受注者の間に立つ仲介サービスを利用することで依頼することができます。(ランサーズやクラウドワークスなどが有名)

フリーランスに依頼する特徴としてはその手軽さでしょう。スポット的な依頼から継続的な依頼まで、フリーランスとの取り決め次第で様々な依頼を実現させることが可能です。

ただし、代行会社のように運営コンサルティングなどを依頼するのは難しいので、自社に編集の体制がある上で、あくまで設計された記事の制作だけを依頼するという形での活用が有効です。 

これら2つの選択肢以外ではクラウドソーシングにてタスク作業的に記事作成を依頼するという選択肢もありますが、今回の趣旨とは少し異なるので割愛します。

記事作成代行会社・フリーランス選定時の注意点

記事作成代行会社やフリーランスを選ぶ際にはいくつか注意点があります。これを押さえていないと依頼に失敗する可能性が高いので、きちんと把握しておきましょう。 

代行会社の場合

代行会社への依頼する際の注意点は、第一に内部体制を把握することです。記事作成は代行会社の社内ライターが行うのか?それとも外部ライターが行うのか?編集体制はどのように取られているか?など、代行会社の記事制作に対する体制をしっかりと把握しましょう。体制を把握せずに依頼したことで「こんなはずではなかった」と、依頼に失敗するケースが珍しくありません。

次に、実績を重視し過ぎないことです。

代行会社を評価する上で実績を第一に確認する方も多いでしょう。もちろん実績はあるに越したことはありません。しかしながら、それぞれの会社には得意分野や先に述べたような相性のようなものがあるのも事実です。また、実績豊富な代行会社では比較的コストがかかることも多いのではないでしょうか。そのため、自社にとっての最適なパートナーになってくれるかどうかという観点で選択することが大切です。そのためには、いくつかの候補となる代行会社とのミーティングをしっかりと行い、その会社のコンセプトや進め方、得意分野などを見極めることが重要となります。 

フリーランスの場合

フリーランスに依頼する場合、メールやチャットツールでのコミュニケーションによることが多いでしょう。スポット的あるいはその延長線上で継続的に記事作成を依頼するケースがほとんどなので、コミュニケーションとしては十分と言えるのですが依頼側としては少々不安が残りますね。

そこで注意して欲しいのが情報伝達の正確さです。少数のやり取りでこちらの意図を汲み取ってくれてるか?または、分かりやすいコミュニケーションが取れているか?などに注意を向けると適切なフリーランスが選択しやすくなります。 

また、依頼前のトライアルは必須でしょう。試しにいくつか記事を執筆してもらい、こちらの求める記事作成が可能かどうかを見極めるのですが、このような依頼は一般的にフリーランスのほうが行いやすいですので、その点はメリットかと思います。ただ、うまくいかない場合に他のライターを探さないといけない手間が発生してしまいます。 

「代行会社でもフリーランスでも結局は自社にとって合うライターかどうか」が重要です。そのためには、トライアルを経て見極める必要があります。よいライターと巡り合うことができれば、柔軟に対応してもらえることも多いフリーランスは重宝しますが、全体の設計やマネジメントは自社で行う必要がありますので、目先のコストなどにとらわれず、どちらがより自分たちのニーズに合うかを検討しましょう。

まとめ

以上が記事作成代行を活用する上で理解しておきたいこと、そして依頼時のポイントです。

オウンドメディア運営においてベストなのは、やはり自社製品やサービスに一番明るい社内のライターが存在し、編集部が運営していくことですが、実際には専属で行うようになってしまうと本末転倒にもなってしまい、なかなかちょうどよく行うのは至難の業で、人に依存してしまうことが多いでしょう。そのため、ビジネスとリソースのバランスを考えると外部に記事作成を依頼するのが継続性と質の確保の面で現実的なのもうなずけます。

そんな時には、どれだけ自社オウンドメディアの目的に沿って、製品やサービス、そして自社のカラーを理解して適切な記事作成をしてくれるか?を視点に、記事作成代行会社やフリーランスを見つけることが大切ですね。 

記事作成代行のメリットとデメリットをしっかりと把握し、検討のポイントを押さえることで失敗のないオウンドメディア運営を目指していきましょう。また記事作成の依頼先によって、自社の責任範囲も変わることや、基本的なサイトのコンセプトなどは自社で決定するべきということは肝に銘じておきましょう。

今回は代行会社やフリーランス選定時のポイントを大まかに紹介しましたが、以下の記事ではそれぞれの選定基準や依頼時の流れ、注意点などを細かく紹介しています。記事作成代行に失敗しないためにも、あるいはより最適な代行会社やフリーランスと出会うためにも参考にして頂ければと思います。

参考:記事作成代行の流れ、選び方、注意したいこと【フリーランス編】

導入事例:C Channel 株式会社

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