BIツールとは?基本機能と具体的にできること

 2020.08.21  マーケティング インテリジェンス チャンネル

ビッグデータ、IoT、AI/機械学習、データマイニングなど「データ」に関わるキーワードが頻出する昨今のビジネスにおいて、重要視されているものがあります。それが、データ活用を促進し、ビジネスパーソンに新しい知見や戦略をもたらす「BIツール」です。

今日のBIツールは、データサイエンティストやデータアナリストなどの専門家が使用するツールとは限りません。事業部門が主体となってデータ分析に取り組むことで、より高速なPDCAによる業務効率化や最適化、経営者が意思決定に必要な情報を自ら取得するためのツールとして展開されています。また、マーケティング分析などに特化したDatoramaなどのインテリジェンスツールも存在しています。

本記事では、そんなBIツールについて多くの方に理解していただくために、BIツールの基本と具体的にできることなどをご紹介します。

bi-tools

BIツールとは?

BIは「Business Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)」の略です。BIツールを理解していただくために、まずは「インテリジェンス」から解説します。

インテリジェンスはAI(Artificial Intelligence/人工知能)で示される「知能」という意味ではなく、「意思決定に必要な体系化された情報」を指します。日本では物事が発する客観的事実を「データ」や「情報」と一括りに考えていますが、欧米諸国では「データ」「情報(インフォメーション)」「インテリジェンス」にそれぞれ明確な違いがあります。

まず、データとは最も粒度の小さい事実であり、例えばその日の売上データなどが該当します。データ単体で何かを読み取ることはできず、単なる記録に過ぎません。次に情報とは、データ分析を通じて得られた新しい事実です。例えば当日の売上データと、前年同日の売上データを付き合わせると「去年と比較して売上が増加(減少)した」という事実を生み出すことができ、これが情報です。情報はデータよりも利用価値が高いですが、それだけでは意思決定には不十分です。

現代企業において肝心なのはインテリジェンスであり、これはデータ分析を通じて得られた情報を体系的にまとめて、意思決定に必要な判断材料として用意したものを意味します。

つまり、BI(ビジネス・インテリジェンス)とは「ビジネス上の意思決定を素早くかつ正確に行うために、判断材料として体系立てられた情報」を意味するのです。

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では、これをツール上でどう可能にするのか?多くのBIツールはまず柔軟性の高いインターフェースによって様々なデータソースに接続し、そこから分析に必要なデータを広く収集します。さらに、それらのデータを加工して粒度を合わせて、搭載された分析モデルにデータをかけることで情報へ変換、さらにそれらの情報をダッシュボードとして視覚化することにより、ビジネス上の意思決定に欠かせないインテリジェンスを提供します。

BIツールの機能

一口にBIツールと言っても多種多様な製品が提供されており、それぞれに特徴が異なります。ただし、多くのBIツールには共通機能があり、それが「ダッシュボード」「OLAP分析」「データマイニング」「レポート出力」です。

ここでは一般的なBIツールが提供する機能について解説します。

1.ダッシュボード

BIツールのシステム画面上、あるいはブラウザ上でデータ分析を通じてまとめたれたインテリジェンスを、自動車のダッシュボード(速度計)のように表現し、求めている情報全体を俯瞰できるようにする機能です。ダッシュボードは視覚性や柔軟性が高く、そこに表示する情報は経営者や事業部門ユーザーなど立場に応じて変化させられます。当日の売上データに並び、前日・前年同日の売上データを同時に視覚化するなども可能です。

クラウドサービスタイプのBIツールは、ブラウザ上でダッシュボードを確認できるという点で優れています。ユーザーは利用する端末や今いる場所にかかわらずダッシュボードを確認できるので、より迅速な意思決定を実現することが可能になります。

 

2.OLAP分析

OLAPは「Online Analytics Processing/オンライン文政処理」の略です。日本語では多次元分析といって、主に売上報告・市場分析・経営報告・予算編成や財務諸表作成などに利用されています。社内の情報システム全体で蓄積されているデータを部門ユーザーが使いやすくするために、多次元分析モデルにデータをかけ、視覚的に表現します。また、OLAPはサイコロにたとえられることが多く、スライス&ダイスという言葉があるようにあらゆる角度から物事を確認するのに向いています。事業部門ユーザーは業務プロセスや業績に関するインテリジェンスを瞬時に確認でき、日常の中で細かい調整を加えながらビジネスに取り組むことができます。

 

3.データマイニング

データマイニングは「データの採掘」という意味です。情報システムが蓄積するデータに対して、AI等の技術を使用してパターン・予測などのデータ分析によってビジネスに活かせる情報を自動的位に抽出してくれます。企業が日々蓄積している膨大なデータの中には、必ず次のビジネスチャンスにつながる原石が埋もれていると考えられます。データマイニングはその原石を採掘し、磨き上げてビジネスに有用な知見を導き出す機能として注目されています。

 

4.レポート出力

BIツールには多種多様な分析モデルが搭載されており、それらを通じて得られた情報を視覚的に表す必要があります。その際に欠かせないのがレポート出力機能です。多くのBIツールは魅力的なレポートを備えており、対話型のレポートによって必要な情報を柔軟に表示できるものも多数あります。魅力的なレポートは関係者間でデータ分析の結果について議論する際に欠かせませんし、関係者が共通認識を持って議論を進めていく上で大きな役割を果たします。

 

マーケティングにはマーケティング・インテリジェンスを

デジタルテクノロジの革新によって大きく変化するビジネスにおいて、データ分析を制するものが市場を制すると考えられています。従ってBIツールは今後も重要性が増し、あらゆる企業での採用が加速することが予測されます。

ただし、これらのBIツールは基本的には汎用性が高い利点とは裏腹にデータ設計や構築を伴うことが多々あります。

最後にお伝えしたいのが、マーケティングにおけるデータ分析・情報可視化・インテリジェンス形成に欠かせない「Salesforce Datorama」の存在です。Salesforce DatoramaはMI(Marketing Intelligence(マーケティング・インテリジェンス)、マーケティング領域におけるインテリジェンスの形成をサポートし、マーケティング活動を通じて意思決定や施策改善などに欠かせないソリューションを提供します。そのため汎用的な文政ツールと異なりマーケティングに特化しているため、マーケティング担当者は最適化された状態で利用可能な点が優れています。

Salesforce Datorama は、あらゆるマーケティングデータソースから必要なデータを自動的に連携・収集・加工・分析し、価値あるマーケティング施策へと誘います。もちろんダッシュボードなども提供されており、マーケティングKPIをリアルタイムに表示することができるため、マーケターは常に正確なデータやROI(費用対効果)を確認しながらマーケティング活動を展開できます。マーケティングにおけるデータ分析を必要としている際は、ぜひSalesforce Datoramaをご検討ください。

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