SWOT分析とは?基本から活用ポイントまでをご紹介

 2020.05.20  Marketing Intelligence

マーケティングフレームワークとして有名な「SWOT分析」。皆さんは、この分析手法を具体的にどのように活用すればよいかご存じでしょうか?有名かつシンプルなフレームワークですが、それだけに実は上手く活用できていない方も多いはずです。そこで本記事では、SWOT分析の基本から活用のポイントまで、SWOT分析について気になるところをご紹介します。

SWOT分析とは?

SWOT分析ってなに?

SWOT分析は「Strength(強み)」、「Weakness(弱み)」、「Opportunity(機会)」、「Threat(脅威)」という4つの要素から、競合や市場トレンドといった自社ビジネスを取り巻く外部環境を整理し、資産とブランド価値、商品の価格や品質といった内部環境のプラス面とマイナス面を分析するためのマーケティングフレームワークです。これにより、マーケティング意思決定や戦略策定、経営資源の最適化を目的としています。

SWOT分析の構成

  • Strength(強み)
  • Weakness(弱み)
  • Opportunity(機会)
  • Threat(脅威)

以上4つの頭文字を繋げてSWOT分析となります。ビジネスやマーケティングにおいて、正しい戦略策定のためには外部要因と内部要因を正確に把握・分析することが不可欠です。SWOT分析では4つの軸から、今後の戦略やビジネス機会を明確にし、それに成功や成長に欠かせない課題を抽出できます。

SWOT分析は戦略と施策、双方で活用されるケースが多いです。SWOT分析をもとに戦略を決定し、その戦略を実行するための施策をさらにSWOT分析を用いて評価してフィードバックを得ます。あるいは、ビジネスパーソンが市場における自分の価値と整理するために用いることもあります。

SWOT分析の進め方

それでは具体的なSWOT分析の進め方をご紹介します。最初に取り組むべきは、「Opportunity(機会)」、「Threat(脅威)」の整理です。「Strength(強み)」、「Weakness(弱み)」は外部環境に影響を受ける可能性が高いため、外部環境から整理することでより正確なSWOT分析を行います。

外部環境の整理:「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」

外部環境とは、市場動向や社会情勢などビジネスを取り巻く周囲の状況を意味します。業種・業界や分析対象によって変わることも多いため、以下に一般的な項目をいくつかご紹介します。

  • 市場の規模と成長性
  • 競合の売上高やシェア率
  • 景気と経済
  • 社会状態
  • 法律改正

これらの項目を整理するにあたり、別のマーケティングフレームワークを活用することがあります。例えば、PEST分析がその代表各です。PEST分析は「Politics(政治)」、「Economy(経済)」、「Society(社会)」、「Technology(技術)」の頭文字を指し、自社ビジネスの脅威または追い風になるような外部環境要素を整理するためのフレームワークです。

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この他にファイブフォース分析というマーケティングフレームワークもあります。これは「新規参入業者の脅威」、「買い手の交渉力」、「供給企業の交渉力」、「代替品の脅威」、「競争企業間の敵対関係」の5つの競争要素から業界の市場動向を分析するものです。

外部環境を整理するために別のマーケティングフレームワークを活用すると、より深みにあるSWOT分析になりますのでぜひ採り入れてみてください。

内部環境の整理:「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」

外部環境を整理できたら、次に内部環境である「Strength(強み)」と「Weakness(弱み)」を整理します。つまりは、自社ビジネスや商品・サービスが持つ強み(利点)と弱み(弱点)を総合的に挙げていく作業です。ただし、主観的な意見と客観的な意見、双方から内部環境を整理する必要があります。そのためにアンケート調査を実施するのも効果的ですが、結果を得るまでに時間がかかるため、ひとまず以下のような数値やデータを用いてみましょう。

  • 認知度やブランド価値
  • インフラストラクチャー
  • 商品やサービスの価格と品質
  • 企業が抱える資源
  • オフィスや店舗の立地
  • 顧客にかかわるサービス
  • 競合他社に勝てる技術力

以上のように外部環境と内部環境について整理できたら、次のようなマトリクスをしてSWOT分析を進めていきます。

Opportunity×Strength(機会×強み)

自社ビジネスや商品・サービス、技術的な強みを使い、外部環境から与えられる機会を活かすにはどうすればよいのか?を考えます。ビジネスの成長を目指す場合に重要な分析です。

Threat×Strength(脅威×強み)

自社ビジネスなどの強みを生かし、外部環境によりもたらされる脅威を避けたり、あるいは脅威を機会に変換したりしてビジネスチャンスを生み出すための施策を考えます。脅威は避けるだけでなく、可能であれば機会に変換することを議論できれば、sらなるビジネスの成長に繋がる可能性が高いでしょう。

Opportunity×Weakness(機会×弱み)

自社ビジネスが持つ弱みを補強することで、機会を失うことを防ぐ方法と、機会を活かす方法を考えます。外部環境より与えられたビジネスチャンスをみすみす逃すのではなく、どの弱みを補強すればよいかを考えることで、より大きな成長へと繋がります。

Threat×Weakness(脅威×弱み)

自社ビジネスが持つ弱みを理解し、外部環境によってもたらされる脅威を避けるか、その影響を最小限に留める対策を考えます。脅威のレベルによって事業活動そのものに大ダメージを受ける可能性もあるため、重要項目として分析していただきたい要素です。

SWOT分析をより効果的なものにするには?

SWOT分析を活用することで、自社ビジネスの強みと弱みを知り、さらに外部環境を整理して今後の事業活動のあるべき姿などが浮き彫りになっていきます。そして、SWOT分析をより効果的なものにするために大切なのが、マーケティング施策や経営戦略へしっかりと落とし込むことです。

SWOT分析へ取り組む企業の中には、外部環境と内部環境についてせっかく整理したにもかかわらず、それを商品開発等やリスクマネジメントにしか活かせていないケースが多くあります。より品質の高い製品やサービスを開発するのは良いことですが、現代ビジネスで何よりも大切なのは「何を作るか?」ではなく「どう売るか?」です。

だからこそ、現代ビジネスではデジタルマーケティングの高度化が強く叫ばれています。これを実現するためにおすすめしたいのがマーケティングインテリジェンスです。あらゆるデジタルマーケティングを通じて様々なデータを収集し、さらに外部環境を考慮しながら適切なマーケティング施策へと落とし込んできます。SWOT分析へ取り組む際は、ぜひともマーケティングインテリジェンスの導入を検討し、より高度なマーケティング施策へ取り組んでください。

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